無人決済店舗の仕組み

日本には様々なお店がありますが、最近注目されているのが無人決済店舗になります。
通常コンビニエンスストア等は、お客さんの接客をするために必ずスタッフを在籍しています。
人件費の関係から、あまり1つのお店にスタッフを在籍させないようにしていますが、それでもやはり数名のスタッフが必要になります。
例えばコンビニエンスストアの場合には、忙しいお店の場合でも3人ぐらいのスタッフが常駐しなければいけません。
比較的暇なお店でも、2人のスタッフは必要とされています。
これは、接客だけでなく防犯の為と言われているわけです。
このように、必ず一定の人数おかなければならないわけですが、時代が進化するとともにスタッフが必要のない店舗が現れました。
それが、無人決済店舗と呼ばれるものになります。
この店舗は、アメリカで出来上がったものでしたが、最近は日本でも少しずつ取り入れられるようになりました。
もっとも、日本で取り入れられたといっても、まだ試験段階になるため自分の家の周りの店舗が無人でオープンしている事はまず考えにくいです。
今まで日本では人がいない店舗もありましたが、例えば少し田舎に行くと農家などの野菜の販売などは箱が置かれておりその箱にお金を入れて商品をもらってくる仕組みなどがこれに該当します。
ただ、非常に小規模でありあくまで余った野菜を売るといった仕組みでした。
しかし、最近日本に上陸した無人販売店舗の場合には、コンビニエンスストアレベルの大きさになっています。
このように、人がいないビジネスが成立するのは日本ならではだったわけですが、コンビニエンスストアなどでは人の目がないと頻繁に商品がなくなっています。
それだけで赤字になって潰れるような店舗もある位深刻な事態と言えるわけです。
それにもかかわらず、なぜ日本で人がいないお店を開こうとしたかと言えば、実は防犯対策がしっかり施されているからです。
その仕組みをひもといていくと、まずお店の中には50個前後のカメラが仕掛けてあります。
つまりどの棚に置かれている商品も、必ずカメラで撮影されているわけです。
買い物袋いやカゴ等に商品を入れた場合、カメラがそれを記録しいくらの商品を鞄や買い物かごに入れたのか認識します。
例えば1つの商品を購入した場合、5つの商品全てが登録され合計金額が即座に出されます。
レジに行くと、その人が購入した商品の合計金額が表示され、そこでお金を払う仕組みです。
もっとも、日本の場合にはレジでお金を払う人が多いですが、アメリカなどではクレジットカードや電子マネーあるいは仮想通貨等で支払われることが多く、現金はあまり使われていません。
日本に上陸している店舗も、現金払いはあまり考えられておらず、やはりクレジットカードや電子マネーが中心となります。
レジのところで、クレジットカード決済を自分で行うか、電子マネーのバーコード等を提示して支払いを終えてお店の外に出ることができるわけです。
このようにして、必ずお金を支払わないといけない仕組みなっているため、お店の店に入っている商品を懐に入れたとしても決済しなければなりません。
そうすると、必然的にレジからものがなくなるといった事態はなくなるわけです。
それ以外にもいくつか疑問があるとすれば、お店の中に人がたくさん入り混雑した場合どのように対応するか問題になります。
これに関しては、事前に対策が施されており、実際にアメリカなどでも店舗に入る人数の制限をかけています。
例えば、コンビニエンスストアの場合は1回の入場で20人までと決められているとすれば、それ以上の人数が入ることができません。
これにより、お店が混雑しどさくさに紛れてカメラに写らなかった商品がなくなるといったこともないでしょう。